2024年の5大ニュース
Lyちゃん妊娠
もともとは今年はヨーロッパとアフリカに新婚旅行に行くという目標を立てていたのが、どうしてもドラゴンイヤーに子供を生みたいというLyちゃんの希望を優先したため、昨年末くらいから急遽子作りをすることになった。昔から、自分が子供を作ると良くないことが起きるのではないか、自分の精子は弱くて着床はおろか受精までたどり着かないのではないか、という恐れがあって、日本を出てきた事もあったのだが、いざ作りましょうということになったら知識も何もなく、それどころじゃなく、しかもタイムリミットがったので、あたふたしていたのだが、驚いたことに、結果的にその月に成功していた。
妊娠初期はここでも書いたと思うが、彼女が遠くにいってしまったような気がしていてちょっとさみしかった。幸い、つわりもひどくなく、比較的ラクな妊娠期間を過ごしていたと思う。お腹が目に見えて大きくなってくるとようやく2人でものごとと未来を共有できるようになってきて楽しかった。とはいえ、妊娠によって日常生活はより一層閉鎖的なものになり、少々鬱屈していたのは確かだ。だが、最終的にはこのお腹の中にいる子をちゃんと産んで、育てていくのだという船の向けべき方向あるいは大局観があったので小さなことは忘れられるものだった。まだまだ今後どうなるかわからないが、腸閉塞や脳室拡大の診断をくだされたことでかなり心配はしていたが、両親が勝手に心配をエスカレートさせたことで逆に自分たちは冷静でいられたと思うし、なによりLyちゃんが常に冷静だったのが頼もしかった。
実亜誕生
色々と心配はあったが、無事生まれてきた娘。
そこからの2ヶ月の話は別の記事に詳しいが、とにかく、映画や小説や人の話のようにバラ色とか何物にも代えがたい宝物、みたいな感覚はただの一回も沸き起こっていない。だが、それは逆に自分の経験からしても正常だと思うし、続いていく日常の一部に過ぎないので、健康な受け入れ方なのだと思う。それは昔床屋で教わった話と全く一緒だ。大学に入っても何も変わらなかったし、結婚しても子供が生まれても結局は連続する日常に飲み込まれていくのだ。
そんな調子なので、目に入れても痛くないとか可愛すぎてたまらない、とかいう類の感情ははなから無かった。が、生後1ヶ月半くらいに突然二重になって目がくりくりしてきてからはなんとかわいい子供だろううちの娘は、と考えるようになった。だがそれもつかの間、2ヶ月になった今は肉がだいぶついたようであのときのとてつもない可愛さは脂肪の層に埋もれてきてしまっている。実に冷静に我が子のことを観察している。
夜泣き、というか3時間おきの授乳で寝られない、みたいな話は夜に関しては皆無で、最近は10時過ぎから5時位まで一気に寝ているような感じなので、たいへん助かっている。仮に自分が忙しい仕事をしていたらこんな風にストレスフリーに子育ては決してできないだろうな!とも思っている。
写真を見返してみるとどんどん、ものすごい勢いで成長、変化しているのがわかる。
今後の成長も隣で見守り、定点観測を続けよう。
会社辞めた
新婚旅行にヨーロッパやアフリカに行くのなら1,2ヶ月は休みをもらおう、もしそれをさせてくれないのなら辞めてしまおう、なんて一年前は思っていた。ところが、妊娠がわかって、アソシエイトとしての働き方も多少は慣れてきて、かなり今までと比べると負担のない働き方になってきたところで仕事がつまらなくなり、やめようという気持ちが高まっていたが、子育てには金が必要だし、まだ今の状態で辞めても何もできない、と思ったり。そんな言い訳がましいことを立て続けに友人に話していたら、それ自体がダサくて嫌になって、じゃあ子供も生まれるし、そのタイミングでやめようと言って辞めた。あっけない。
引き止められたらどうしようとか考えたが幸いなことに理解してくれて大変な状況ではあったのにすんなりとするっと抜けさせてくれた会社には感謝だ。
実際問題、辞めてなにかしようという考えもなく始まったのでこれまでの2ヶ月は本当にダラダラと家で過ごしているだけだった。フェムテックについては来年からきちんと勉強しよう。あと、落ちた一級建築士の試験勉強もやらなければならないし、案外家で料理とか掃除をしている専業主夫も心地の良いものなので一年くらいは続けてもいいかな、とも思っている。
この前ITの会社からヘッドハンティングを受けて、月給3,000USDで雇ってもらえるかもしれない、となったのでそうしたら収入が2倍以上になりだいぶ景色が変わってくるなと思っていたが結局不発に終わった。
その一連の動きがなかなかエキサイティングだったので、ちょこちょこ就職活動はしているのだが、いまは建築設計以外の仕事で、高収入のことがやりたいと思っている。自分のキャリアを考える上で、やはり建築とは全く関係のないような経験をいまのうちに積んでおきたいし、単純に興味があるのだ。
一方で、日銭も稼がなければならないのでUpworkというフリーランス用のサイトに登録して日々仕事を探しているがまだうまくいっていない。来年はちょこっとでもいいので、日銭を稼げるようにしよう。
同僚の死
会社が自分の送別会を開いてくれた。その晩に飲みすぎたまま飲酒運転で電柱に激突して死んでしまったTung。最後に同じプロジェクトを進めていて、出来が良すぎるが故にちょっと対立したりしてたが、こいつがいるからおれは会社を辞めてもなんの問題も無いだろう、と思っていたので全方向的に残念で、申し訳ない気持ちになった。さらには彼の新しい彼女はフィアンセだったと後から聞かされた。葬式に参加できなかったのでつい最近も彼がじつは生きていた、という夢を見たりした。自分よりも5つも若く、将来を渇望されていた青年の若すぎる死はあまりにも悲しすぎて、そして飲酒運転で死んだというのがあまりにもバカバカしくて、未だに信じられないでいる。時々関係なく見返していた写真に彼が写っていたりすると、こいつは死んだ男で、もう会えない。けれどもそんな写真はたくさん携帯に残っている。そう思ってやるせなくなる。
ラオス一人旅
Lyちゃんの妊娠がわかった後に計画して実行した旅行。まさか身重の妻を置いて10代の頃のような旅をするとは思いもよらなかったが、してしまった。とはいえ去年のカンボジア旅行に引き続き第二弾なので、そこまで大した話ではないのだが、この旅では久しぶりに旅行ではなく旅を楽しむことができた。妻子があるとこのような経験はなかなかできないのだろうが、それも気持ちの持ちようと巻き込み方次第なので、こういう自分のための時間や経験、ひいてはそれが家族の経験やドラマにつながっていくようなことは自信と勇気を持って続けていこう!
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