2024 映画
137本
試験勉強で秋口までは少なめの本数だったが、仕事をやめて家にいて、かつ義母が来ていたこともあり11月からの2ヶ月で50本以上も見た。これは今までの記録に残りそうだが、それでもまだまだ物足りない。学生時代にもっと見たいと思っていた感覚とはまた違い、エンタメ消費ジャンキー化している。
昨年に引き続きネットフリックスの韓国映画をたくさん見た。やっぱり見やすいし、プロットが面白いし、韓国語のリズムが好きなのでやめられないんだよな〜。しかも、10年前とか学生時代に見た『息もできない』とか『アジョシ』とか『オールド・ボーイ』とかの幻影を求め続けているのでやめられない。
あと、今年の収穫は『キングダム』を見たことで案外日本映画も面白いじゃないか、ということでその他に『るろうに剣心』シリーズ(番外編の1作品だけはまだ見ていない)、『ゴジラマイナスワン』、『怪物の木こり』、『ヤクザと家族』、『最後まで行く』などを見た。『地面師』もその流れで見て綾野剛さんは演技がうまくてかっこいいな〜と思ってヤクザと家族もなかなか楽しめたけど、その他の映画で日本映画の独特の世界観にすでに嫌気が差した。怪物の木こりはエンタメとしてかなり面白かった。
いわゆるネットフリックス映画(消費一辺倒)ばかり見ていても仕方ないので、ひと昔前の映画も見てみようということでいくつか2000年代くらいの作品も見た。やはり、当時のワクワク、いけいけ感が画面越しに伝わってきてこれはこれは面白かった。
星4つは☆、星5つないしは4つでも記録に残したいものは★で以下に。
1/7 ファストアンドフューリアス1
☆1/8 レイヤーケーキ
1/13 毒戦 Believer2
☆1/13 夜叉 容赦なき工作戦
1/14 チョ・ピロ 怒りの逆襲
1/14 サバハ
1/16 バレリーナ
1/17 狩りの時間
1/19 ラストナイトインソーホー
1/21 プロテクター
1/21 ファストアンドフューリアス2
☆1/27 ファストアンドフューリアス3
1/28 ファストアンドフューリアス4
1/31 バッドランド・ハンターズ
☆2/3 Street kings
2/10 12 Strong
2/11 Carter
2/12 60 Minutes
2/13 The Policeman's lineage
2/24 Mad Max: Fury Road
3/2 The Kitchen
★3/3 The Batman
3/9 Kung fu panda
3/9 kingdom 1
★3/10 Dune 2
☆3/10 kingdom 2
3/16 ラブハード
3/16 ウィークオブウェディング
3/17 Constantin
☆3/17 ユーピープル
3/17 Kingdom 3
3/17 アイリッシュマン
3/20 Lift
3/23 スーパーバッド 童貞ウォーズ
3/23 Ambulance
☆3/24 ファイトクラブ
3/24 Rebel Moon part 1
☆3/30 Seven
3/31 John Wick
4/7 パニックルーム
4/7 John Wick 2
4/13 John Wick 3
4/14 Memoir of a Geisha
4/21 Rebel Moon part 2
☆4/27 鋼鉄の雨
4/27 Black Crab
4/27 The Call
4/28 Knowing
☆4/28 Memoir of a Murderer
5/1 Lady Vengeance
☆5/5 るろうに剣心
5/11 レッドアイ
5/12 るろうに剣心 2
5/25 Kingdom of the apes
5/25 るろうに剣心 3
5/26 Kong vs Godzilla
☆6/9 記憶の夜
6/9 Backup plan
☆6/9 ゴジラマイナスワン
6/16 focus
6/29 The Divine Fury
7/13 麻薬王
☆7/13 Badman begins
7/21 Legend of fist
☆7/28 The Prison
☆7/28 Twilight
8/4 Twilight eclipse
8/11 Twilight breaking dawn 1
8/18 Twilight breaking dawn 2
8/24 Hunt
8/25 Mortal combat
7/28 Twilight
9/7 hitman
10/14 once upon a time in Hollywood
★10/14 inside out
10/14 inside out 2
10/14 nocturnal animals
10/22 the union
10/28リベンジャー 無敵の復讐心
10/28 バスマ
11/02 アクアマン/失われた王国
11/02 セイフ
☆11/03 怪物の木こり
11/03 バード・ボックス
11/04 ヤクザと家族
11/04 愛してるって言っておくね
☆11/04 クロス・ミッション
11/04 ショーン・オブ・ザ・デッド
11/05 我が名はヴェンデッタ
☆11/05 武道実務官
11/05 俺のムスコ
11/06 嘘喰い
☆11/06 King Richard
☆11/08 The fugitive
☆11/11 News of the world
☆11/11 The King
★11/12 Perfect Stranger
☆11/13 Get hard
☆11/13 アートオブウォー
11/13宇宙神ポール
11/14 紀元1年が、こんなんだったら!?
☆11/14 kiss the girl
11/15 パラダイス・アーミー
☆11/15 ride along
11/15 ride along 2
11/17 サブウェイ123 激突
★11/20 ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン
11/21 マ・レイニーのブラックボトム
☆11/26 8 mile
11/28 the night before
12/1 最後まで行く
★12/2 この心亡き者
12/2 The American
12/2 必ず捕まえる
12/3 The pledge
12/4 マッドタウン
12/4 ザ・インタビュー
12/4 俺たちステップ・ブラザーズ
☆12/4 ティアーズ・オブ・ザ・サン
☆12/4 13時間 ベンガジの秘密の兵士
12/4 Adjustment bureau
★12/5 Kim Ji-young, Born 1982
12/6 The Manchurian Candidate クライシスオブアメリカ
12/7 Fatal attraction 危険な情事
12/8 ロビン・フッド
12/9 マキシマムリスク
12/10 氷の微笑
☆12/11 アメリカン・アンダードッグ
☆12/13 Wonder
☆12/14 Gifted hands
12/14 The mask of Zorro
12/15 A man apart
★12/19 Elvis
12/20 First knight
12/21 Birdbox Balcerona
12/21 My best friend's wedding
12/27 The dead don't die
12/30 君たちはどう生きるか
★3/3 The Batman
全体的に暗いのだが、ロバート・パティンソンの新しいバットマン像は素晴らしかった。なよなよしていて青臭いのが、初期のスパイダーマンみたいなのだが、体が大きいから迫力もある。英語は何を喋っているのかさっぱりわからなかったが、とにかく続編が楽しみなシリーズ作品となった。
★3/10 Dune 2
鳴り物入りで登場した第一作は全編PVのような映画だったが、物語のボディとなる第二作は内容がしっかりしていて、ポールが救世主となるべく運命の道を力強く歩き始めることでドラマが加速する。それを最高レベルの映像、音楽、プロットが支えているので、とんでもなく面白い。ブリオンベガが挟まれていたり、未来派の建築のようなCGが使われていたりと、随所に玄人受けのするネタも散りばめられている。
★10/14 inside out
この映画に関しては以前の記事で書いたので省略。
★11/12 Perfect Stranger
2007年の映画。主演はハル・ベリー。助演にブルース・ウィリス。まさかまさかの展開が最後にゴロゴロと転がっている。ハル・ベリーの魅力が満開で、ハゲのブルース・ウィリスも好色なイケてるオヤジとしてハマっていた。伏線の回収とかそういうものに重きが置かれて映画自体がプロットゲームみたいになりつつある最近の映画のハシリになったようなのか、と思いつつも、圧倒的に面白いので別に最後の展開とかなくてもいい、みたいな。まさかの展開を作りたいがためだけの映画ではない、ということだ。この映画を見て面白かったのでちょい古映画を何本かみたのだが、『氷の微笑』や『The mask of Zorro』、『逃亡者』など切れ味バツグンの映画に出会えた。『Kiss the girl』もちょっと無理はあるもののスリリングで奇怪で面白かったけど映画界での評価は低いらしい。Perfect Strangerも然りなようだ。まあ、当時の娯楽映画だったということを踏まえればわからなくもないが。
★11/20 ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン
ラッパー50セントの半生を描く映画。エミネムからヒップホップの世界に入った私なので、当然50セントは聞いてきたし、ある程度のバックグラウンドは知っていたが、この映画を見て初めて彼の生い立ちと独特なラップスタイルをよく知ることができた。よくもまあ、生き延びて、更にここまでの大成功を収めたな、とスーパー関心しながら見られるのだが、まさかまさかの途中で泣きそうになるという。8mileでも出ていた太っちょの友達が似たような役どころででてたり、当時のラップシーン(自分は全くわからなかったが)の小ネタなどもあり、全方向的に楽しめる、そんな映画だった。
★12/2 この心亡き者
台湾の映画。婚約者に自殺されて精神状態がボロボロの女刑事は心臓が抜き取られた女性の不法移民労働者の事件を担当し、被害者の元恋人と捜査をする、という話。自分的にヒットポイントだったのは、犯人の圧倒的サイコキラー像なのだと思う。心臓が抜き取られて、なんとかという序盤からして不気味なのだが、そこからでも想像のつかないサイコ感があり、琴線に触れた。少年時代にセブンを見て、大学時代にハードな韓国映画を見て、別にそういうのが好きというわけではないのだが、サイコキラーの映画はすごい、面白い、という風な考え方がいつのまにか出来上がっていたのかもしれない。
主演の女優は姉に似ていて(姉よりずっと美人なのは確かだが)、ちょっと親近感が湧いていたのもある。婚約者が自殺したという部分がどれだけプロットに影響してくるのかは微妙なのだが、映画全体を流れる通奏低音として成功しているし、雪のシーンかと思ったら洗車だったという映像もなかなかポエティックで、多分自分の脳みそも記憶をああいう風に引き出す癖があるので、そこもしっくり来たのかもしれない。ネットで見てみると案外評価が高くないようで、自分の映画観が結構ズレてきているのかもしれないと最近思っている。
★12/5 Kim Ji-young, Born 1982
こちらも別の記事でしっかりと書いているので省略。
★12/19 Elvis
言わずとしれたロックスターエルビス・プレスリーの半生を描いた作品。この俳優はすごいですね。物凄い。調べてみたら、DUNE2の悪役でも高評価を得ていた。DUNE2のときは最初から最後まで『Mad Max Fury Road』のニュークス、ないしはあいつらにしか見えていなかったのだが。で、マネージャー役の語りが始まった瞬間から、これはまさかトム・ハンクスかと思っていたらやっぱりそうだった。容姿はだいぶトム・ハンクス感が抜けているのだが、あの喋り方と声ですぐに分かってしまった。打線がわかったそのあたり(最初の数分)でこの映画はもしかしたらとんでもないかもしれないという期待感が生まれ、結局その期待を上回る形で二時間半を見終わった。
子供の頃はドーナツを食いすぎて死んだド派手な衣装のイタいスターという印象しかなく、音楽も全く聞いたことがなかったのだが、驚きのドラマに驚きの美声とパフォーマンス、そして驚きの美貌。どこからどうとっても素晴らしいドラマなので、映画としての完成度が高いのも頷ける。
Comentarios