こんな夢を見た
ジュラシックパークのようなところに友達と二人、赤いセーターを持ってトリケラトプスの廻りを歩いている。小型のトリケラトプスたちとじゃれるように戦ったりしている。(戦うときは急にアンリアルになって、ゲーム機のA,Bボタンと十字マークで戦っているイメージ)最初はじゃれるようにしていたが、戦いが本格化し始めるとなれてきて一匹ずつ退治しながら、前に進むようになる。今度は大量のトリケラトプスに囲まれ、更には別の種類の恐竜まで現れるので、これは困ったと思っていると急にみんなさーっといなくなる。ゴルフ場のフェアウェイみたいなところで戦っていたが、急にみんなして右側のラフの木陰の方に移動してコソコソしながら丘を登っていくようだ。そう、これはティラノサウルスの来る前兆だとわかっていたので、みんなについていく。ところが、逃げ始めた際に赤いセーターをフェアウェイに置いてきてしまったことを思い出し、ちょっと後方にいた仲間に大声で取りに行ってくれと叫んだが気づかないのか気づかないふりをしているのか、そのまま行ってしまったので自分はトリケラトプスたちの流れに逆らって赤いセーターを探しに行く。赤いセーターを見つける前に紺色のセーターを見つけたのでそれも拾って、自分の赤いセーターを拾う。そのときにフェアウェイ後方の森で巨大な目が光るのを見た。巨大な目、といっても本当に巨大なのだ。高さ方向3m、横方向10mくらい。それが3つくらい、それぞれポジションや向きが異なる感じで森の中で瞬きしている。目と言っても、虹彩とかがあるわけではなく、ただぼんやりと黄色く光っているだけ。はてさて、こんなにティラノサウルスって大きいのかいな、なんて思ってビクビクしながら隊列に駆け戻ると、もうトリケラトプスたちは遥か先に行っていて、自分は列の最終からも引き離されていた。
そんな中、クランクしたティーグラウンドの方から巨大な翼を持った恐竜が手綱を持っている何者かにコントロールされながら低空飛行でフェアウェイを駆け抜けていく。自分の近くを通りそうになるのでこれはもうあかんやつや、といって諦めていたが、どうやら彼らの目的はこんなちっぽけな人間やトリケラトプスには無いようで、さーっと丘を滑るように飛んで登っていき、そしてすぐに視界から消えた。これは追いかけないといけないと思い、全速力で追いかける。(翼を持った大恐竜の後をこの足が遅い自分が追いかけようなんて思った事自体どうかしているが、とにかく一目惚れのようなもので、追いかけるしかない、という状態だった)丘を越えると平坦な高速道路のようになっていて、向こう側からはいろいろな車が通り過ぎていく。車だけではなく馬車もいる。どうやら皆港に到着してそこから研究のために目的地に向かおうとしているようだ。だが、彼女はその人達に対して警告をしなければならないのだが、殆ど見向きもせずに馬車を走らせる。(そう、丘を超えたときからどうやら彼女は大翼竜から馬に乗り換えたようだった。そして自分が追いかけていたのは大翼竜ではなく彼女だった)自分は永遠に全速力で走り続ける。
そうしてたどり着いたところは地方のしょぼくれた汚い2階建ての古い町役場のようなところだった。全速力で2階まで駆け上り、彼女が事務室の一つに入っていくことを確認した。どうやら彼女を追ってきていたのは自分だけではなく、いつの間にか4,5人になっていた仲間たちもまた彼女を追いかけて全速力で走ってきたようだ。最初に到着した自分は我が物顔で廊下にあった流しで顔を洗おうとすると、あまりの全速力疾走のために少しだけ黒い豆のようなものを吐いてしまう。そして口を濯いでいるうちに仲間たちが近づいてくる。我々は彼女とのコンタクトを一切とっていないのだが、当然の権利のように、流しの脇にある扉の先の部屋で彼女を待つことにする。我々はあたかも来賓、とまでは言わないもののお客様のように対応されるべきだという心持ちで振る舞っている。
果たして彼女がこの部屋に入ってきたときに、初めて皆が彼女の顔をきちんと正視したわけだが、まったくもって美人ではなく、まな板のような胸にカウボーイハットと襟口がだらだらになったキャメル色のTシャツという出で立ちで、まったくもって魅力に欠けた女性であったが、誰もそれに対して失望をしたり、過度な期待をしているわけではなかった。吸い寄せられるように来ただけなのだ。
彼女と一緒に事務員のような女性が入ってきて、自分の左隣に座る。この事務員女性に娘が要ることを私達はなぜか知っている。そのうち名刺交換をするのだが、こんなに盛り上がった名刺交換は初めてだった。非常に時間をかけてこれは行われ、名刺に印字されているあらゆることにいちいち反応をして雑談が盛り上がった。自分の名刺は新しいものが切れていたので、昔の名刺を渡したら大学名が入っているものだったのでそれをネタにものすごく盛り上がった。なぜか自分の財布は見たこともないくらいパンパンに膨れ上がっていた。学生時代の緑色のギャルソンの財布よりも2.5倍くらい膨れていた。
いつの間にか会場はショッピングモール内の鍋のチェーン店に移動しており、オーダーをしようとしているところだ。手洗いかなにかで女性たちと自分の仲間数人が席を外している際に店員がブンかフォーかどちらにするか、なんてことをベトナム語で聞いてくるので、事務員女性の娘がそれに答えてくれる。
その後店員といざこざがあった男が店の外から自分の斜め前に座っている男に喧嘩を売ったりしていた。
この日の前の日やその前の日は昔関係を持った女性たちと会っていた。
ある一人とは、鉄道の駅の下の簡易宿のようなところで夜中から朝にかけて眠っていた。結局自分が寝てしまったので特に何かが起こったわけではなかったので、ちょっと安心しつつもどかしさを覚えつつ、そんなときに朝4時過ぎの電車でお別れしなければいけなくなる。それはそうだ。我々の簡易宿のベッドの真上で車掌さんがなにやら無線に話しているのだから。山手線のような電車に乗って、その後彼女の家の方面に行く電車に乗り換えて、でもお互いに特に何も喋らず、そんなときに美しい緑色の風景が広がっていて、自分の隣には彼女の友達の背の高い女性が立っていて明るい社内の中おしゃべりを始める。その彼女の家は次の駅から手前の駅までずっと歩いていかなければならず、ひとつ山を超えるために電車はトンネルに突入するところだった。