こんな夢を見た
どこの街かわからないが家族4人で観光をしている。
姉は妊娠していて大きなお腹をしていた。
買い物か何かを終えて建物の外に出て空を眺めていると、突然銃声が聞こえる。
身の危険を感じて柱の影になっている壁にへばりつき、状況を伺っていると道路の反対側のスーパーでどうやら銃撃戦が起こっているようだ。
その銃撃戦の巻き添えを食わないようにしながらも興味本位で様子を見ていた。
聞こえてくる言語はロシア語のようだった。
警察みたいな人たちが中を制圧しようとして爆弾を投げ入れてある程度収束したかと思っていたが抵抗勢力はまだまだしぶとく戦っていた。しばらくして建物の中に人がいなくなったようだったが、突如ガラスの破片のような小さな爆弾が2つこちらに投げ込まれた。
なぜだかそれが爆弾だと自分は瞬時に理解していたため、家族とその近くにいる人たちを守るため、転がってきた爆弾を蹴飛ばして向こう側に返してやろうと思ったが、爆弾とはいえ見た目は小さなガラス片に過ぎないので、蹴飛ばし返すどころか触れることもできなかった。
そして自分だけ被弾しない位置に隠れた。
その時コーラの缶を持っていた。
当然その爆弾は家族とそこにいた人たちに直撃し、大きなダメージを与えた。
特に妊娠中の姉は死にそうな顔をしていた。
ごめんね、とか大丈夫だよとか言いながら頭をさすってやっているのだが、豚肉の大きな切り身が頭の上に乗っていて不思議な光景だった。
その後1人で行動しようと思っていたがすぐに抵抗勢力の兵士に拘束された。
彼らは学校のようなところに籠城しており、自分たちは人質という扱いなのだろうが、特になんの不自由もなく、彼らが我々に暴力を振るうようなこともなく、どちらかというとお互い空気のように存在していた。
教室の1つが我々の部屋としてあてがわれていたが、夜になると抵抗勢力が自分たちの部屋として使っていた隣の教室は暗くなり、戸が閉められどうやら就寝したようだった。
抵抗勢力のメンバーの中にはちょっとした情報くれるような人もいて、ちょっと自分一人で冒険してみようという気持ちになっていた。その先になにか目標や目的があるわけでもなかったのだが。
その後、4階の窓からぶら下がり棒と隣の建物の壁を使って蜘蛛のように手と足を使って降りていった。なかなか手間のかかる作業のはずだったが夢なのでいつの間にか終わっていた。
1階まで降りてみると学校と言うこともあり四周が高い壁で囲まれており、そこを乗り越える事は非常に難しそうだった。
そのため内部を散策してみようと思い人影がなさそうなところを探して歩いていたところ高校の時の友人に会う。
彼は背筋が曲がっていて細く、時々女のような喋り方をするのでババアというあだ名が付いていた。
ババアとの久しぶりの再開に驚きと喜びを隠しながら2人で忍び足で歩いているとすぐに抵抗勢力の一団が歩いているところに出くわしてしまう。
急いで近くの部屋に逃げ込むが自分は隠れるところも見つけられず、広間の真ん中にうつ伏せて相手の動きを伺っていた。
当然一団のなかのメンバーと目が合い、まっすぐにこちらに向かってくる。
その部屋の中にはこちら側の人間も何人かいたようだったので、自分が簡単に捕まってしまうことで他の人が助かるならいいかな、なんて偽善的なことを考えていた。とはいえそんな状況なので殺されてしまうのかなと思っていると抵抗勢力のリーダーが出てきた。
リーダーはなんと最近ハマって聞いていたラッパー、舐達麻のBADSAIKUSHだった。
想像通り無表情な顔でこちらを見つめてきた。
何故か徳川家康のリーダー論を解いてみたり、この中にお前が倒せそうなやつはいるかと聞いてきたり、少し自分に興味を持っているようだった。
殺してもいいが使ってみても良いというようなことを言ってくれたが、ナンバー2だかナンバー3みたいなやつはそれが不満らしく、自分を残しボスと廊下で相談をしているようだった。
部屋を出る前にボスはタバコを一本くれた。
自分はロシア語で感謝を伝えようとしてビストラビーヤとか言っていた。本当はスペシーバだな。
そのタバコはどんでもない安物で、1回吸っただけでフィルター部分がフニャフニャになってしまった。
でも、礼儀があるのでちゃんと一本吸いきった。
この一連の流れは自分がコタツの中に入って行われていた。
そして、こたつの中にはなんとババアが隠れており、熱くなって少しずつ出てきてしまっていた。
自分の体と一体化するかのようにベタベタとくっついていたのだが、ついに彼らにもその存在が見つかってしまう。
ボスはババアをみてこう言った。
「なんだこいつ。とりあえずファックしとけ」
舐達磨っぽいセリフだ!と友人が窮地に陥っているのを横目に自分は一人ちょっと喜んでいた。
ババアは一人の部下に引き渡されたが、その部下は自分が昔から知っている顔の男のようで、どうやらババアへの処置にはあまり肯定的でない、というかなにか心に引っかかるものがあるような顔をしていた。
ババアがその部下に連行されたあと、韓国人の女メンバーがコンドームの入った大きな箱を持って他の女にそれを売り付けようとしていた。そこにいた一人は喜々として一つ購入していた。
その後自分はボスではない他のメンバーと面談を続け、ババアがファックされているであろう部屋の前を通って訓練に向かおうとしていた。
終わり