カリコミユウジ
4月1日オープンの保育園の計画が滑り込みセーフで完了した。追加や是正工事が多々ありまだまだ終わったという感じではないが、こうして竣工写真を見るとモノが出来たという実感が湧く。
先日小学生達と1日遊んだ。
朝、初めて顔を合わせた時はよそよそしかったが直ぐに打ち解けて、大の仲良しのようになった。
彼らの大半が新小学1年生だったが、自分が想像していたよりも随分と大人っぽかった。
帰りしなに「もう帰っちゃうの、もうちょっと一緒にいたい」などと言われて胸がどきどきした。
小学生相手に何をやっているんだというところだが、実際にこんなことを言われる機会は滅多にないし、彼らは恐らく本気で言っていたのだろう。そんな風に誰かに必要とされると人間誰しも嬉しくなるものではないだろうか。
彼らの中にカリコミユウジなるあだ名の子がいた。といっても彼の親友のひとりだけが彼のことをカリコミユウジと言っていたのだが、その理由を聞いてもぽかんとしていて教えてくれなかった。
カリコミユウジと1日を過ごして、如何に我々は子供の頃から変わらないかを実感した。
当然、本音で言葉を口にすることの恥ずかしさや無心に「遊ぶ」ことが出来なくなってつまらない大人になっていっているのは常々感じているが、それでもいくら後から植え付けていった知識や経験が蓄積しても原初的な衝動や情熱のベクトルは変わらないのだろう。
カリコミユウジの精神を変わらず持ち続けられるように人生楽しくやっていこう。