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『悲しみよこんにちは』 フランソワーズ・サガン
この本を最初に知ったのは恐らく高校生くらいのときに母に勧められたからだったと記憶している。 一度読んで、タイトルの割には大したこと無いな、くらいにしか思わなかったのだと思う。 文学少年ではなかったけど男子校のソフトテニス部でロシア文学をかじったりしていたものだからこの手の小...
3月14日


『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル
第2次世界大戦中のユダヤ人強制収容所での経験を心理学者の視点から語る永遠のロングセラー。 ネットで読むべき本100冊みたいなもので激オシされていたのでポチった。 最初はタイトルを見てもっと物語性の高いものだと思っていたのだが、たしかに、心理学者の視点から経験を語るという独特...
3月3日


『日本の建築』 隈研吾
久しぶりに、建築の本を読んだ。 近代日本建築史を現代日本建築設計をリードする隈研吾の視点で読み解くという本なので、大学で習ったような大筋の流れがあった上で、隈研吾の視点と様々なディテールの話が出てくるのでそれはそれは面白い。...
3月1日


『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』 ジャレド・ダイアモンド
『銃・病原菌・鉄』の作者ジャレド・ダイアモンドの著書。 結論から言ってしまうと、なにも解き明かされないし、(戦争と平和を読んだ直後だからということもあり)ボリューム感に乏しいのだが、疑問に思うことすらしなかった人間の性の事情とよく気になっていた性と生の事情を科学的に説明して...
2月20日


『戦争と平和』 トルストイ
上下巻くらいのつもりでアマゾンでポチったら4巻ものだった。 届いてみると一冊ずつの分厚いこと。 ハノイに持ってきて棚に並べてみると四冊分の厚さに舌を巻き、なかなか手が出なかったのだが、離職中でこんなに時間があるのは人生にも他に無いだろうということでゴリオ爺さんの後に読み始め...
2月16日


『ゴリオ爺さん』 バルザック
先月は本を五冊読んだ。戦争と平和1〜4巻とこのゴリオ爺さんだ。 戦争と平和は700ページ前後×4冊なので離職中の今くらいしか読むタイミングが無いな、と思っていたのだが、それでもちょっと怖気づいていたので先にゴリオ爺さんから読み始めた。 意外にも、初バルザックだった。...
2月13日


『崩れゆく絆』 アチュべ
たくさん小説を読んでいるひとがブログで紹介していて知った本。 アフリカの小説ということで即買いした。 内容は、1890年から1900年頃の現ナイジェリアのイボ族が暮らす集落を舞台にして、誇り高き戦士で大志を抱く家父長制の権化のような主人公オコンクォとその家族が経験する日常を...
2024年12月26日


『すばらしい新世界』 オルダス・ハクスリー
妻が出産直前の入院中に読んでいた作品。 確か、生まれた次の日くらいに読み終わったと思う。 よくもまあ、そんなタイミングに読めたな、と感心すると同時にそんなタイミングでこの本に巡り会えた自分が非常にラッキーだと思った。 誰もが知っているSFと言えばジョージ・オーウェルの『19...
2024年12月26日


『緋文字』 ホーソーン
三週間の獄中生活を経て、ようやく自由になった。 というのも義母テロで突如やってきた後に3週間いた義母がようやく帰ってくれたからである。 実際の刑務所がどんなところか知らないが、最近は刑務所に以前6ヶ月入っていたことがあった事実を思い出す、という夢を見た。...
2024年12月22日


「21 Lessons 21世紀のための21の思考」
ユヴァル・ノア・ハラリのホモサピエンス全史が面白かったので買った本。 人類の歴史を観てきた全史に対してこの本は現代の人類に対する思考。 どちらかというと前作ほどの衝撃とかはなかったけど現代に生きる上での問題と、将来に対する考え方を提示してもらえたので勉強になった。...
2024年7月28日


Curiosity killed the cat
好奇心旺盛な羊は羊飼いが面倒を見るのが大変なので真っ先に殺される。 だが、自分は好奇心を旺盛に保ち、いやむしろ増幅させていかなければならない。 今まで読んだ本の中でも極めて刺激的だった、ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』の備忘録をここに残しておく。...
2024年6月2日


人生という抽象的なものが具体性を帯びてきた
10月16日にLyちゃんにプロポーズをした。 結果はもちろん成功。 おめでと〜パチパチパチ! 結婚に関しては実は随分前から考えていたけど、一級建築士の試験が終わったら進めようということで、日本に帰ったときに両親には伝えて、銀座でお土産などの買い物をしているときについででフラ...
2022年12月12日
夜の果てへの旅 / セリーヌ
アマゾンでおすすめされたセリーヌの「夜の果てへの旅」を読んだ。 とにかく陰気で激しくて、暗い、みたいな謳い文句だったのでどんなものかと思って読み始めたが、最初に文体に慣れるのに時間がかかった以外はすんなりと読めた。 戦争の愚かさや人間の凶悪性、環境問題などがやや突飛すぎるス...
2020年1月25日


アンドロイドは電気羊の夢を見るか
キンドルで初めて本を一冊読んだ。 本の厚みが無いので読了感というものが感じられず、また、面白かったからと友達に貸すことも出来ないのがちょっと虚しい。あと、読み終わった本を本棚にしまって本棚がパンパンになっていく喜びもない。...
2019年3月8日
氷 アンナ・カヴァン
アンナ・カヴァンの氷という本を読んでいる。 冬休み前から読んでいるがゆっくりなのでなかなか進まない、がとてもおもしろい。 まだ読み切っていないので何も言えたわけでは無いのだが、この小説に登場する「少女」と「私」は男性社会側から見た「女」と「男」のメタファーにほかならないのか...
2019年1月6日
「学びを結果に変えるアウトプット大全」
「学びを結果に変えるアウトプット大全」 樺沢紫苑著 この本を読んで、アウトプットすることを試してみよう、ということで読書感想文やら映画の感想文を書いてみることにした。 アウトプット、つまり出力することで人生が劇的に変わることを80の切り口で説明している本である。...
2018年12月27日


ロマンチックなるもの
断片的なものの社会学という本を読み始めた。 このブログで書いているような、糞の足しにもならないセンチメンタルなロマンチックを書いているのだが、見事にロマンチックなるものの構造を描写していた。まだ本当に読み始めただけだが。 更地に建築が建つと影ができる。...
2017年11月14日


夢に出てくる女はいつも顔がない
記憶力が悪いものだからあらゆるものを携帯電話のメモ帳に残しておく。それを書いたことを忘れた頃に再び見返すとそのメモを書いた当時の状況や環境が以外にも非常に鮮やかに浮かび上がる。しかし、書いたメモ自体の内容は記憶やイメージと必ずしも一致するわけではないようだ。つまり、この行為...
2017年4月16日
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